イタリア日誌〜音楽〜

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イタリアに持って行って良かったもの。
『辞書』『iPhone』『音楽』だ。

『辞書』は言うまでもない。私の人生で一番使って、一番為になった本。
使いすぎてセロハンテープだらけ。

『iPhone』これは便利。アナログな私は友人にお前は2%の機能しか使えていないと言われても
それでも便利。
私と日本を繋ぐ唯一の存在。大事にしていた。
ベットから落とし液晶がぐちゃぐちゃでセロハンテープだらけだった。
そしてビールBARで盗まれた。

『音楽』と聞いて当然だろ。世界共通だもの。と思う人はいるだろう。
確かに音楽の話しはどこの国の人とも盛り上がれる。が、洋楽を殆ど聴かない私には会話の輪に入れるネタがない。
しかし、そんな私にも音楽で武器があった。
中学生の頃からやっているギターだ。

偶然にもホームステイ先の家にギターがあり、何気なく弾いた山崎まさよしの『One more time. One more chance』が夫婦に大好評で毎日食後に弾くのが日課になった。

それに味を占めた私は中古楽器屋でギターを一本購入。

夏に働いた店でもギターをきっかけに仲良くなり
フィレンツェで一緒に住んでいたイタリア人大学生達も山崎まさよしの『セロリ』を気に入り
山崎まさよしの曲を何曲か教えた。
終いに彼らはギターとシンセサイザーとボンゴを用意し
「カラオケをしようじゃないか!」
と仕事から帰宅する私を待つまでになった。
まぁイタリア人と楽器を演奏するなんて経験は中々出来るものでもないし、
確かに楽しかったが、
ギターとシンセサイザーは良しとして、
建築を勉強している大学生の部屋に何故ボンゴがあったのかは未だに謎である。

蝦夷鹿のラグー

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私の地元はオホーツクの遠軽町でして、
これがまぁ鹿がいっぱい住んでるんです。
私の親戚で狩猟をやってる人がいて蝦夷鹿やら山鳥やら熊を撃ってるんです。

今回は蝦夷鹿を撃ったとの事で送ってもらい早速作ってみました。

『自家製キタッラ、蝦夷鹿のラグー和え』

蝦夷鹿は北海道ではよく出回りますが独特のニオイや肉が硬かったりと、敬遠する方が多い食材。
しかし、それは鹿を撃った後の下処理により大きく左右される事なのです。

初めて親戚の方が撃った鹿を食べましたがこれがまた臭みもなく美味しかったのです!
本当にオススメです!

今回は鹿肉をミンチにして赤ワインとトマトソースでミートソースを作り、
パスタは太めのロングパスタ『キタッラ』にしました。

牛肉より味の濃いミートソースと
太めで弾力のあるパスタがとてもよく合います!

ランチでもメニューに載せてますのでご来店の際には是非。

Buon anno !!

皆様、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
2012年も皆様にとってどうか良い年になるよう
願いながら一生懸命、料理を作らせて頂きます。

山元